ケワロ

ボートダイビング | 場所:ハワイ オアフ島 | ケワロ湾沖 | 深度:12~15m | 初心者からOK

ケワロボートハーバーを出て200m沖、カカアコパークのすぐ前。初心者でも安心して楽しむことが出来るポイント。但し、7月~9月はサマースエル(サーフ シーズン)にあたるので要チェック。通常2~3日でコンディションは回復する。 このポイントは深度がさほど深くないわりにはだいぶ沖合いにあり、他のポイントと比べ波による影響が受けにくく、多少波があっても透明度は良い。北から南に向かって細長いリーフが3本、第1と第2リーフは隣り合わせで途中交差しまた離れる。リーフの始まり付近では三ツ星スズメダイに似たハワイアダイビング写真ンダッシラス(固有種)やミレッドシードバタフライフィッシュ(固有種)が群れをなし。やや高めのリーフの下は窪みになっていて、アカマツカサの群れやホウセキキントキなどの、岩陰を好む魚たちがいる。沖に向かいリーフと探索していくと、第1リーフと第2リーフの交差地点付近でフレームエンジェル(写真左)と出会うことが出来る。動きが早く岩陰を出たり入ったりしているので、視野を広く持ち観察しないと見逃してしまう。フレームエンジェルは固有種ではないが、他の地域の物と比べ赤色が非常に濃いのが特徴。乱獲により数が少なくなり、現在はほとんどで合うことのない貴重な存在になっている。

ダイビング写真この辺りからサンゴの密集度が高くなり、透明度も抜群に良くなってくる。そんな時ちょっと奇妙な光景が目に入る。「サンゴがビン食べている?」実際には何かの拍子に水中に沈んだビンの回りを、覆い被さるようにしてサンゴが成長しているのだろう。第3リーフは少し離れていて途中は砂地。ボートの通り道(ボートチャンネル)に近いので浮上厳禁!このリーフが1番魚影が濃くヨスジフエダイ、ミレッドシードバタフライフィッシュ、ドミノダムゾー、アカマツカサ、アカヒメジ、etc….時にはホワイトチップシャークの赤ちゃんが穴の中で体をやすめていたりする。しかし、ここまで泳いでくるとかなり時間が掛かり、じっくり観察するのがむずかしくなる。

YO257(キャロライン)

ボートダイビング | 場所:ハワイ オアフ島 | ワイキキ沖 | 深度:25m~30m | 中級者以上

ワイキキビーチの沖約1.5Km。年間を通して透明度は抜群に良い。外海になるため風の影響を受けやすく(ハワイは1年を通じて常に風が吹いている)ラフな日が多く、流れも強いので初心者には少し難しい。 ボートから飛び込んだ瞬間、まずその雄大さに度肝をぬかれる。海底30mに沈んだ全長55mの沈潜がくっきり姿を現し、それを取り巻くように多くの魚が群をなしている。 ここの醍醐味はなんていっても船内探検。この船はアトランティスという観光用潜水艦のツアーを行うために沈めたもの。船内の物は全て取り除いてから沈ダイビング写真められたので、狭いところまで安全に入って行ける。ココは操縦室、ココは寝室、バスルームにダイニングと想像しながら最後に階段をカケノボリ船外に出たときには、気分はもう ジャック クストー!! 船内は隅々まで安全に入っていけるが、狭いのでホース類がひっかからないようまとめておく。また腐食が進んでいて触れるとけがをするので、フルスーツにグローブで保護が必要。船内で暗闇の隅をライトで照らすとホーセキキントキがじっとしている。暗闇を好むアカマツカサの群やイセエビなども発見できる。ダイビング写真操縦室からは丸い船窓越しに40m離れた船首がくっりと見える。操縦室外側後ろの壁付近に20~30センチのオオモンイザリウオがいるので要チャック。ムロアジの群れが回遊してるときは、カンパチやイソマグロが群れめがけて突進してくるので注目!海底にはホワイトチップシャークが休んでいたり、船内からはアオウミガメが飛び出て、呼吸をするため水面めがけて泳いで行く。時には2m程もあるバラクーダが姿を現すこともある。とにかく何が出てくるかわからない。しかし、大物だけがここの魅力ではない。じっくりと目を凝らすと、深度下にしか生息しないクダゴンベやハワイの固有種で超レアなバンデッドエンジェルなどが見られる可能性が高い。ここのさかなはあまり逃げないのでじっくりと観察できる。もっと注意深く探せばウミウシや小型のエビ類も見つけられる。ダイビング写真突然白いサブマリンが現れた!観光客を乗せたツアー用の潜水艦だが、本来海中をみるための潜水艦を逆に海中から見てしまう。この不思議な光景も、このポイントの人気の1つである。潜水艦の中からは、こちらに向けてフラッシュのあらし。ちょっと得意気にポーズなど取ってスターになった気分。

シータイガー

ボートダイビング | 場所:ハワイ オアフ島 | アラモアナ沖 | 深度:30~40m | 中級者以上

ケワロボートハーバーから出港で、約5分という短い時間でポイントに到着。アラモアナビーチパークの、ケワロボートハーバー寄りの沖合約800m、水深40mの海底に、アメリカ海軍の給油タンカーだった、”シー・タイガー”が沈んでいる。実際には沈んだのではなく、観光用の潜水艦イエローサブマリンが、魚礁として沈めたものだが現在そのツアーは行っていないため、Yo257のようにダイビング中に、潜水艦と遭遇うことはない。ここは水深が深く、ダイビングをする際の注意点として、常に深度計をモニターし、なるべく水深の浅い場所でダイビングが望ましい。アンカーラインは船首と船尾の2ヶ所。船首はダイビング写真水深30m船尾は25mなので、船尾のアンカーラインを使用するのがベストだが、どちらを使うかは、ボートキャプテンの判断にゆだねられる。どちらにしても船尾から操舵室付近が、最も水深が浅く平均25mなので、ここを中心にダイビングした方がよい。中層約20mで、マダラトビエイの編隊が沈船の周りを旋回していることが多く、その優雅に泳ぐ姿には、目もくぎ付けになる。ある程度近くまで寄れるが、水深が深いので、空気の消費量に注意した方がよい。操舵室付近には、黄色にブルーの線が鮮やかなヨスジフエダイが数百匹で群をなし、くすんだ色の沈船に色添えをしてくれている。深場に生息するカスミチョウチョウウオやハタタテダイ、キンダイビング写真チャクダイの仲間で、ハワイの固有種ポッターズエンジャルフィッシュなどの、色とりどりのさかな達を観察することが出来る。ここは外洋なので、カンパチやイソマグロなどの回遊魚と出会うチャンスは大。操舵室の前面外側を探すと、イザリウオが見つけられることがる。体長は20~25cmとかなり大きめで、周りの色に同化しているので、よく観察しないと見つけることがむずかしい。ここから少し潜行すると、船首寄りの甲板になり、水深30m。甲板に大きな入り口があり、その下が空洞になっていて、体長1mを超す大きなカメが居眠りをしていることが多いが、水深は32mあるので充分に注意が必要。

キャニオン

ボートダイビング | 場所:ハワイ オアフ島 | ワイキキ沖 | 深度:10~12m | 初心者からOK

ワイキキハレクラニホテルの沖合。ダイアモンドヘッドの内側で、流れはあまりなく透明度も良いので、初心者でも安心してダイビングを楽しむことが出来る。但し、7月~9月はサマースエル(サーフ シーズン)にあたるので要チェック。通常2~3日でコンディションは回復する。 リーフは陸から沖に向かって長細く突き出し、海底との高低さは2~3mある。リーフを何本か越えながらダイビングする。リーフの下はレッジになっていて大きくえぐれている。暗闇を好むエビやマツカサウオなどが潜んでいるので、じっくり観察してほしい。海に飛び込み間もなく、カメが優ダイビング写真雅に泳ぐ姿が目もの前に現れる。しかし慌てて追い掛け回すのは禁物。追えば逃げるカメだけにあらず世の中の常識。チャンスは1度や2度ではない。時にはカメのオンパレード。ここのカメはダイバーと遭遇したからといって、一目散に逃げ出したりはしない。ハワイでは多くの動物が保護されていてアオウミガメも例外ではなく、オリエンテーションのときに、水中同生物に対しての接し方は充分に説明をしている。カメはダイバーが害を与えないということは学習している。それにカメをいじダイビング写真めたら、ハワイ州政府より罰金が課せられるのでご注意を。カメに近ずくには後ろから追わず、横に並び同じスピードで泳ぎ、少しずつ間合いをつめ、逃げる素振りを見せたらそれ以上間合いを詰めず、しばらく平行に泳ぎまた間合いを詰めていく。フォト派ダイバーなら1匹のカメでフィルム1本使い切るほどじっくりと、いろいろなアングルで撮影出来ること間違えなし。